檸檬の好感度

毎日書こう、と思っていたがいかんせん学校が始まると時間も少なくなる。昨日は頭痛であったので早く寝ようとブログを休んだ。しかし、せいぜいいつもより30分ほどしか就寝時間の変わらなかったことは賢明な読者諸君の想像に難くないだろう。体調と勉学が最優先であるので、ブログも週に数回更新できれば満足としたい。

 

今日、スマホのフォルダ内の写真を見ていたら高校時代に机の上にあったメモの画像が出てきた。引っ越しで捨てる前に写真にしたのだ。そのメモにはあとで詳しく調べようと思った単語が書かれていて、「ビッグスプラット理論」「カルフォルニアシラタマイカ」「Sca/e試薬」などなど今見ても香ばしいものばかりだ。

 

その中で一番面白そうだったのが「日本と海外のレモンのイメージの差」というメモだ。今日ちょうど新歓で一年生、フレッシュマンに会ってきたのでちょうどよいのでこれについて書こうと思う(なにが?)。きっと英語の勉強中にLemonの意味を見て疑問に思ったのだろう。

ご存知のように日本でレモンと言えば青春に代表されるさわやかで甘酸っぱいイメージである。base ball bareの曲にも「17才it`s a seventeen 檸檬が弾けるような日々」とある。そのイメージのままレモンを齧り、予想以上の酸っぱさに驚いた若き日の読者もいるかもしれない。また、梶井基次郎の「檸檬」という短編を想起する人もいるだろう。自分も梶井基次郎が好きであるので「檸檬」の初版復刻版を購入して手元に置いている。教科書にも採用されている名作である。余談だが梶井は他の作品も素晴らしいのでぜひ一読してもらいたい。ほかの文学作品では高村光太郎の「レモン哀歌」もまた有名であろう。

一方海外(ここでは仮に英語圏とする)ではどうなのか。手元のジーニアス英和辞典を見るとあまりよいイメージではないようだ。意味の3,4番目に「(主に米略式)不完全な人物」、「(英略式)ばか者」とあるし、研究社の新英和中辞典では「《★【解説】 レモン日本のようにさわやかというイメージはなく,「酸っぱいもの」としてあまり好感もたれない; ⇒3,4》.」と明確に書かれている。lemonn lowも欠陥商品法を意味するようだ。

しかし、レモンは日本由来の果物ではない(原産はヒマラヤ東部らしい)。なぜ悪いイメージも一緒に輸入されなかったのだろうか。その謎を解くため、我々はアマゾンの奥地へと向かった………訳ではなく、とりあえずwikipediaを参照した(

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%A2%E3%83%B3#日本

。すると日本に伝わったのは明治6年、どこの国からかは記載がなかった。外国でのレモンの歴史の項においても特に悪いイメージを持たれる出来事はなかった。

 

ではなぜ英語圏ではレモンによくないイメージがあるのだろう。レモン好きとしては非常に気になるところである(余談of余談であるが、生協でレモン関連の商品があるとつい買ってしまう。同じように買ってしまうのはさくら関連商品くらいだ)。しかし調べるのは非常に時間がかかりそうであるし、眠いので今日はここで筆をおこうと思う(あくまで比喩の話だ)。お茶を濁しすぎて今日はほとんどミルクである。