2019-01-01から1年間の記事一覧

もうすぐ3時になる。もう寝なければならない。寝ないといけないのである。明日は予定が詰まっているし、僕は長時間の睡眠が必要なタイプであるし、遅く寝ると一発で体内時計はズレ込む。義務感で寝るのだ。朝が来ないなら、ずっと起きていたいと思う。 今日…

スパム記事

この記事を読んでいる人(本当は親しみを込めて「君」と呼びたいが先輩も読む可能性を考えるとこの表記になる)はどれくらいの頻度で吐く、つまり嘔吐するだろうか。理由はなんでもいい、サルトルみたいにサラダを見て吐いてもいいだろう。滅多に吐かない人…

人動説

今週はよく夢を見た。先週も夢は毎日見ていたけれど、今週の夢は起きてからも思い出せて、それは現実なんかより価値があるように思えた。 したこま飲んだ次の日に、長い夢を見た。火事に巻き込まれて体が焼けて起きた。まだ早かったから2度寝をしたら、大き…

土足

ここ数ヶ月、Twitterの高校垢を眺めていると酷く嫌な気持ちになる。見なければいいのに習慣で見てしまうし、時々面白いことがあるからすっぱり辞められない。しかし気分は嫌になる。皆、遠い人になった。僕に一片の興味もない友人達が白々しく楽しそうにして…

落下幻想

北海道はドライブ向きの大地である。上下に適度なうねりのある、見える限り真っ直ぐの道を走らせると嬉しくなってしまう。素敵な道でアクセルをじわりと踏み込む。首都圏でしか走ったことの無い人間は早めに体験すべきだ。 物心ついた時から、いい坂道を見か…

なんだっけ?

暇な時に、よくスマホの画像フォルダを見返す。スマホを使い始めた高校一年の時からの写真が蓄積されていて、過去に浸るのが好きな自分はもう大抵の写真を覚えてしまっている。スマホに変えるまで何年も使っていたガラケーから赤外線通信でちまちま移した中…

夢日記1

電車に乗っていた。電車は座れる程度に空いていた。向かい側に座っていた白い服の少女は寝不足のような顔で、白い動物のぬいぐるみを前に抱えて床を睨んでいた。海の見える駅で降りた。 電車が行ってしまうと、線路が1cmほど海に浸っているのが分かった。ホ…

結氷

文章が好きだ。書くことも、それなりに好きだ。高校の半ばまで、書くのは向いていないと思っていたし自分の文章は嫌いだった。高校の時に少し褒めて貰って、こうして垂れ流せるレベルには嫌いではなくなった。 でも、この人には勝てないというのが2人いる。…

山葡萄

夏休みに帰った時、「ブログの記事ってどんな時に書いてるんだ」と聞かれた。酒を飲んで書いているのだと相手は思っていたらしい。普段は全く素面で書いている。今日だけは少しアルコールが入っているが。 記事が面白くないのは酒のせいではない。僕が面白く…

コート

部屋は寒かった。今朝まで友人がいたからかもしれない。ブランケットを出して、膝に掛けた。寒くて予定のない昼間はとても寂しい。コートを出して、被った。出掛けることにした。コートを被って。 今はもう帰ってきたところ。寒いから、もう布団の中だ。入っ…

林檎

林檎を齧っている時だけ、生きていると思う。家では生野菜を食べないし、加熱した野菜は全て同じ味がする。やらなければいけないことは山積みで、それらがすべて緊急でないことが僕の感覚を奪う。もうすぐ友人達は僕と違うレールを走る時期であり、それが少…

オホーツクの夜

先週は、菅平にいた。筑波大学の実習で、周りは知らない人ばかりと思いきや、知り合いが2人居た。菌類のことばかりを話して、菌類のことばかりを聴いた。 菅平の空気は、菅平の匂いとしか言えない香りがした。きっとそれは綺麗な空気というものだった。そん…

明日を捨てられなくなった君と

今年の夏も、東京で遊べる期間が終わった。随分人には会えたと思う。明日は早起きして、バスで実習に行く。こんな夜は、銀杏BOYZのDOORを流しながら荷造りをする。 お祭り騒ぎの吉祥寺で、可愛い後輩と昼飯を食べた。相手は誕生日だと言うのに、僕は飯代すら…

水面

精神がどうしようもない時、天気が荒れるとなんだか嬉しい。雷の音と光、大袈裟な雨のぶつかる音。普通ではない環境音を聴いて慰められる。理解出来ないくらい日中は暑いから、夜くらい涼しく暗くして欲しい。あと数年は雨でいい。 最近、ろくに文章も書けな…

不都合な現実

「天気の子」という映画を観てきた。大学生になってから映画館で映画を観るのは2回目で(ライブ映像を観に行ったことが1度ある)、映画館は体力を使うから避けていた節がある。彼女に引っ張られて観に行った次第である。以下、天気の子のネタバレを含む(という…

帰宅のススメ

帰り道、駅からの途中に病院がある。消灯時間はいつも過ぎているから、窓は真っ暗だ。入院患者用の計器だろうか、青い光がその窓の奥で点滅している。入院して毎日それを室内で見ていたら、気が狂ってしまうと思う。 30mほど先には、プランターばかり置いて…

終夏

8月の終わりに意味があったのは高校生までで、今では夏休みが9月末まであるから8月31日はなんでもない日に成り下がった。休みのうちは曜日を忘れるように、今日もそんなことは忘れていた。 札幌はお盆を過ぎるともう冷える。日本最大のビアガもお盆でおしま…

青い森

2泊3日で友人2人と青森を旅行した。僕が行きたいところばかりを回った。僕は終始機嫌が良かった。札幌の友人の前であんまりはしゃぐと恥ずかしいけれど、今回は恥じらいもなくはしゃいだ。 札幌に慣れた自分にはじんわり暑い青森で、理想的な入道雲の下をロ…

今日はずっと雨だった。冷凍庫は霜で閉まらなくなっており、家を出る時には貧血で動けず、コンビニでは傘をパクられ、チャージ残高は130円で、大学のWiFiは繋がらず、図書館は入って10分で閉館した。結局レポートは進まないし、体調も戻らなかった。過去形で…

暑い。本州に比べたら多少マシかもしれないが、ここ1週間の札幌は避暑地と言い難い暑さである。大学のTwitterは暑いというツイしか流れて来ず、自宅の暑さに耐えかねてPC室で税金のクーラーを享受する日々である。去年一昨年は日中暑くても夜になれば涼しく…

フリクション

つまらない人になりました。これを謝りたいと思うのです。気づけば語るべき思想蘊蓄レゾンデートル体験イデアetc.全てが僕の外にありました。旧友に再会、さてさて旧交を温めんとす時に、口をパカリと開けてそのまま何も言葉が出てこない、そう気づくまでコ…

蛸酢

本物のタコスが食いたい、とカップ麺をすすりながら考える。そのカップ麺はメキシカンタコス味みたいな名前で、匂いこそタコスで期待に胸を膨らませていたのだが、待ちすぎて伸びた麺の食感ではやはり求タコス心を満たすことは出来なかった。麺が無くなった…

遺跡

6月は31日まであると思っていたら、周りがもう7月だと騒いでいた。なんとなくこのブログは月に4記事くらい出したいと思っていて、ネタはあるから31日に書こう〜と思っていたらこのザマだ。カレンダーも見ないし、日記は1週間以上前の日付を書いているからこ…

旧友

今、ちょうど久しぶりにほのりとした憂鬱が心にやってきた。この文章を打ち込む「点」としての今から5分以内の過去に、急にやってきた。僕はレポートを書くためにPCを広げてぼんやりしていたから、すぐにこれを打ち込むことができている。憂鬱と不安の中間の…

臨海実習

15日から23日まで、札幌から350kmくらい離れたところで臨海実習をしていた。距離的には東京名古屋間と同じくらいらしくて、でも北海道にいるうちに距離感覚が崩れてしまったからそれが遠いのかすらよく分からなかった。電車で行こうとすると片道1万円くらい…

感情の解像度

自分には語彙力がないなと感じることが多い。以前よりも減った気もする。思考力が落ちて、適切な言葉を見つけられなくなったせいかもしれないけれど、自分の感情を、思考を、思想をうまく言語化できない。言語化できないということは他人に伝えられないうえ…

僕らに心はあったのか

5月下旬の札幌は暑かったり冷え込んだりと落ち着きがなく、それに伴って僕の体調も不調である。来週には学祭、さらに1週間空けて臨海実習が待ち受けているので体調を崩しているタイミングがない。 閑話休題 普段、生物学を勉強しているわけだが(未だに僕が文…

グレープフルーツ

今日は大学が全休で、やりたいこともなかったし、やらなければいけないことは先延ばし出来そうだったから何もしなかった。珍しく早起き出来たけれど、二日酔いで倒れて起きたら昼だった。うだつが上がらない、運気も上がらない、つまらない人間のつまらない1…

青空恐怖症

札幌は5月に入ってから毎日夏日で、作画ミスのような青空、雲1つない青空が何日も続いた。今日はようやく少し雲がかかっている。 青空は元気と目的のある人間の味方だ。僕なんかが快晴の日に外出すると日差しですぐにくたびれてしまうし、心が落ち着かない。…

ぼんやり

4月は読書と新歓で忙しくて、キャパシティの小さい僕は液晶端末を見る時間を減らした。自分が何をしている時が1番機嫌がいいかなんて、もうとっくに知っているけれど、いつでも最高だと壊れてしまうし、その状態になるまでのウォームアップも必要だから必然…