平たい顔はグローバルな顔

日本でグローバル化が叫ばれて久しい。大学や高校のパンフにはグローバル人材の育成といった文字が踊り、これからは英語ができないと…という言葉は遥か昔から言われている。ではグローバル化とはなんだろうか。

 

自分は「世界の均一化」だと思っている。世界中で同じ概念を共有して、同じ経済システムで動いて、同じ言語で話して、同じ事件に影響を受ける。地域特異的なものはどんどん減少して、一つになってゆく。世界がのっぺりとしていく。アジア人は顔がのっぺりしているから先進的だ。

 

これは近年だけではなくて、人類が世界に出現してからの世界史の流れとしても言える。航海や探検によって西洋文化に支配され、ネットワークにより他の地域のことも知れるようになる。これからは人種がもっと混ざって、ナントカ人という概念も崩れていくだろうし、いつの間にか国境も消えているかもね(数百年はかかると思うけど)。こんなことを考えているから愛国精神なんて持ったことがない。どんな気持ちなんだ?

 

遠い将来は国境とか関係なくなるんだろうなぁとかは小学生ぐらいに思いついたことなんだけど、これを書いてるうちに連想したことが2つ。

 

1つ目はエヴァ。自分の発想って突き詰めれば人類補完計画なのでは?さすがにSFなので自分でそれの実現までは全く考えたことないけど。エヴァを書いた人が自分と同じようなこと考えていたら面白いなぁ。

 

2つ目はエントロピーについて。エントロピー増大則については一般教養だと思うのだけど、要するに局在化していたエネルギーはランダムに散らばる方向に進むというアレである(生物系なので理解が間違っている可能性有り)。

このエントロピー増大則に「世界の均一化」ってちょっと似てないか?と思いついた。エントロピー増大則は熱力学、量子力学の概念だけれど、それが人類の歴史とも被っていたら暗示的で面白いと思う。人類の歴史といっても進んだのはここ数千年の話だけど。

 

自分が死んでいるであろう未来の話は現実味がなくて楽しい。フューチャー イズ ワイルドってやつ。