ロックンロールが降る夜に

最近、バンドをあまり漁っていない。最近というより大学生になってから。特にラウド系、ロキノン系はすっかり聴かなくなってしまった。前はYouTubeで流れてきたら聴いていたのに。日本の新人バンドで好きになったのはTHE TOMBOYS以外日本語で歌っている(たぶん)。TOMBOYSもラウド系ではないし。最近ギターで弾いたのはandymoriの16だ。

そんな今日、銀杏BOYZのあいどんわなだいのまだ観ていなかった映像が回ってきた。その映像を観たらやっぱりバンドをやりたいなと思ってしまった。一年間アンプをつないでいないし、一人でギターをシャカシャカやるのも慣れてしまったけど。あんなグルーヴ聴かされたらいつでも高校時代に戻れてしまうのだ。

 

「ロックンロールが降ってきた日」という本がある。3冊くらい出ている。ミュージシャンがそれぞれ自分のロックとの出会いを語っている文章が載っているのだが、ほかの類似本と比べて異様にミュージシャンが豪華なのだ。自分のもっている一冊めを見ても、ヒロトマーシームッシュかまやつ、志摩遼平、などなど異常なほどメンバーが濃い。峯田も別の巻で出ていたし。普通ならこんな有名どころを集められない。

それはさておき、バンドをやりたくなった気持ちをロックとの出会いを書くことで鎮めようと思う(文脈がめちゃくちゃ)。

ロックに出会ったのは中学一年の時だ。小学生の時は二年間吹奏楽をやっていたし(6年生の時は部長だった)、Mステも見るくらいだったから音楽は好きだった。しかし好きなアーティストはサザンだったし、ロックなんて知らなかった。公園の端で友達がヘドバンしながら聴いていたホルモンもただうるさいだけだと思っていた。転機は中学の給食の時間に流れたバンプの「天体観測」だった。いい曲だなと思ったが、まわりが普通にこの曲を知っていて口ずさんでいたことに驚いた。テレビで聴いたことはなかったのに。友人で音楽好きのFに曲名とバンド名を教えてもらい、おすすめがあったら教えてくれるように頼んだ。

それから数日後、Fに「最高のバンドあるんだよ!!」といわれてFの家でYouTubeで聴かされたのがONE OK ROCKの「NO SCARED」だった。自分が聴いているあいだ、Fは隣で楽しそうに腕を振っていた。それから自分はロックが好きになり、いつの間にかロッキングオンジャパンを読み漁るようになり、中三になるとタワレコに通うようになったのだ。うるさいだけと思っていたホルモンも好きになっていた。Fには感謝しきれない。今度帰省したらラーメンに一緒に行こう。 いまでも会いたい元中なんてそうそういないものだ。

 

音楽について書こうとすると校正する前にエピソードが出てきて非常に読みづらくなる。きっとこれからも音楽が好きなので滅茶苦茶な文章は量産され続けるだろう。

 

今日のおやすみBGM

あいどんわなだい/銀杏BOYZ