二十歳って読める?

さて、本日6/5は自分の20回目の誕生日である。始めの数回は記憶がないので、体感的には十数回目の誕生日だ。いつも誕生日が近づくとソワソワしてしまう。今年も年甲斐もなくソワソワしていた。もう親から誕生日プレゼントを貰うわけでもないのに。「誕生日近いから」と散財するのも幼稚で恥ずかしいので来年はもっと泰然として6/5を迎えたい。あと何回もポストを確認するのもやめるべし。そわそわ。

 

いやまあ自分が二十歳を迎えるまで生きていると思っていなかった。せいぜい18歳までの将来設計しか思い描けなっかった。そのため今は将来どうしたいかさっぱりわからない。でもあまり悲観的な感情にはなっていないのでのんびり好きなことをしていようと思う。

ちなみに去年と今年には目標(スローガン?)を自分で設定している。それまでの18年間はそんなものなかったけれど、いい感じのを思いついたので。去年、19歳の目標は「ひたすらインプット」だった。10代は自分の土台というか基礎を充実させる期間だと思っていて、大量に本を読んだり変なことに首を突っ込んでみたり音楽を聴きまくったりしようと思った。教養主義的な人間であるし、なりたい人間像を考えた時、最も自分に不足しているのは知識量であろうと思ったのだ。ドレスコーズの志摩遼平の「10代のうちにたくさん音楽を聴いておけ」という言葉の影響でYouTubeをひたすら漁って、友人から色々おすすめしてもらったりした。音楽は相当聴いていたと思う。京大入試後から、集中力が致命的に欠落するという症状に見舞われたので読書はあまりはかどらなかった。軽い無気力症候群みたいな状態だったのでアクティブに行動することもあまりなかった。

今年の目標は「アウトプットを始める」だ。去年と対にしてある。アウトプットというのは今まで自分で考えてきたことだとかを出力していこうということで20年かけて熟成させた自分の内面的なものをどう表現しようか試してみようということ。このブログもそうだし、もっとプライベートなことや発想の原液のようなことが書いてある日記、今日作ったインスタ等々。もっと時間があればおすすめ作品を紹介するだけのブログも作りたいし、ZINEも形にしたい。「息をしたいときはまず息を吐け」式に出力を増やせばインプットもうまくいくかしらという目論見もある。大学には色々語る友人はまだいないし、自分の生きていた痕跡を残しておきたい。

 

そんなこんなで、そろそろ20歳二日目が始まる。ちょうどwalkmanで流していたのがteenage fanclubだった。去年は少しつまらない人間になってしまっていたので、これからはあれを下回ることはないだろう。あと数年で自分は何者かになる。何者になるかは自分も知らないが、その過程はなかなか面白いんじゃないかと思っている。



追記:「このブログを発表するについては、迷った。書く意味はあったが、発表する意味があるかどうか、疑った。」という坂口安吾のパロディをしようと思っていたのを忘れていた。今思い出したのでこれを蛇足とする(6/6深夜)