締切7日前のレポート

自分は空疎なのだ、と思った。より正確に言えば、自分の人間関係、それも大学に入ってからの人間関係は非常に空疎なものであると感じた。さらに補足すれば今まで全くそう思っていなかった訳ではなく、同様のアイディアはずっと考えていたのだが数日前頭に浮かんだ「空疎」という単語がそのアイディアにしっくりきた、というのが現状である。以下、長々とした補足説明になるが初めの一文だけで全てを理解した人はここで読むのを辞めても構わない(そもそもどんな文章でもどこで辞めるかは読者の権利ではあるし、全てを理解出来る頭脳を持った人間は他人のブログなんて読まないかもしれない)。

 

専攻にもよるが、大学という環境はそもそも人間関係の形成が小学校から高校までと比較して難しいところであると思う。高校までは(規定の日数出席していれば)ある程度決まった人間と毎日顔を合わせるし、関係を築くスタートの時点で距離が近い。又なにかしらの行事や委員会に参加する(させられる)ことが多いので「仕事仲間」や「戦友」に近い関係になることもある。

 

学校という閉鎖空間はいじめ問題の文脈では問題視されるし、学生を小馬鹿にする際は世間知らずの原因ともされる。ただ、その閉鎖空間に高密度で人が詰め込まれることで反応が起こりやすくなることは事実だ。高校一年生程度の化学教養があれば溶液中の分子運動をイメージしていただければよろしい(文系の人間はサイエンスについての知識を教養と見なさない人間も多いが)。低濃度では反応が起こりにくいということは自明だろう。

 

勿論1人でいるのが楽しい、ずっと1人でいたい、という人間は低密度を求めるのかもしれない。ただ自分は他人との関係性だとか会話に価値を置いている人間だという話(1人の時間も好きだが、それは人と会う時間のために必要なものだと認識している)。分子のなかでもエネルギーの大きい分子になれればまた状況は違うのかもしれないけど。

 

 

このブログは一段落目で書くのに飽きてしまった。書くネタはある、というか何記事かはほぼ文章まで出来ているのだが、打ち込むのが最近どうも億劫だ。僕は一体何から逃げてきたと思う??