もう21

東京から戻ってきた札幌は史上最低くらいに雪が少なくて、僕のいない大晦日には雨が降ったらしい。北海道を体感したことが無い人間はこの異常気象がピンとこないかもしれないが、そんなことは全く関係なく僕は忙しかった。4日連続で飯はすべて学食か購買か学内コンビニのイートインだったし、寝てる間以外ずっと大学にいた。

 

そんなこんなで帰省終わり恒例の感傷はほとんどなくて、少し時間の出来た今日は体が重い。札幌に戻ってから常に腹が減るし、朝4時を過ぎても元気で全然寝付けないしで感傷のない分が体を狂わせていたのかもしれない。

 

札幌に戻ってきたらアマプラで映画を毎日見て本も毎日読みたかったはずなのだが、今のところ全然ダメだ。年が明けてからくれと言われた年賀状はようやく今日書いた。「今年こそは書く」と言っていた友人複数の年賀状は軒並み来ていなくて、毎年届く人は年々減っている。リアクションもないのに僕が勝手に送り付けている人々には、迷惑でなければいいが。迷惑なら伝えてくれるくらいの優しさは期待したい。

 

後輩が成人式や同窓会で、僕は後輩とあまり繋がりがないので写真などは流れてこないのだけど、去年の同窓会後から2週間ほど酷い鬱だったせいでその単語だけで胃が少し縮む。去年の日記を読んだら今よりずっと詩的で私的だった。誰かのことを異様に特別視する感情はどんどん減っていて、それは僕にとって明らかにマイナスだろうと思う。

 

2020というのは僕達にとって1世代上の人々にとっての21世紀で、本当に来るなんて微塵も思っていなかった。文章がこんなに下手だから、書き続ける事でしか言い訳出来ない。残っているはずの、残っていると信じ込んでいるロマンチズムを絞り出して今年もなんとかしていきたい。