2019-01-01から1年間の記事一覧

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居場所のなさ、これは自分だけが感じていると思い込みたい。思春期特有の不安定さだとか、みんなが感じていることだとか、信じていたくはない。僕と一緒にいる時に居心地が悪いから、みんな別のコミュニティで楽しんでいるんだなんて中学生ぶりに考えたりも…

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某月某日、九州某所。より詳しく書けば、3月22日、長崎県は長崎駅前に降り立った。それは20~28日にかけての九州縦断旅行の経由地であり、翌日には軍艦島へ行くことになっていた。 路面電車に揺られ(路面電車というものは非常に揺れる)、大浦天主堂前の坂を登…

終わりなんてない顔をして

軽自動車に轢かれかけた。逃げることもせず、死ぬならもっと重い車がいいなと考えていた。結局車は僕の30cm手前で止まり、僕はそのまま帰り道を歩き続けた。 東京にいるとなんだかふわふわする。人の密度が高すぎて、中身の薄い自分は地に足をつけられない。…

Talk about yesterday

久しぶりの三鷹は雨だった。二日酔いの呼吸をしながら、友人の劇団を観に行ったので感想文でも書こうかと思う。もう公演は終わったのでネタバレは気にしないが、観劇していないと話が分からないと思うので観ていない人は僕の次回作を震えて待て。 注:ほぼ私…

鳥瞰図

最近、ふとした事で感情が冷めてしまう。あと数時間後はこうしているのか、と思って楽しかったはずの予定も全て、すべてどうでもよくなってしまう。宿泊行事で部屋全員が寝静まって夢の世界で遊んでいる間、自分だけが目覚めてしまった時のあの居場所のなさ…

深夜高速

今は夜、高速道路を走るバスからは遠くに1列に並ぶオレンジの明かりが見える。その並びと色からしてきっと街灯なのであるが、もしそれが街灯でなかったとしたら、そう例えば家の明かりだとしたらどうだろうか。自分なら家は勘弁だ。等間隔の分譲住宅に魅力を…

夜王子と月の姫

昨日の夢。僕は海の上を飛んでいた。背中に翼が生えていたように思うが、飛行中は自分の背中は見れないのでどうなっていたのかはわからない。飛ぶには翼以外の部分もバタバタと動かさねばいけなくて、数キロ飛んだ時点でもうクタクタだった。海には降りる場…

下書き整理

記憶が少しずつ、壊れていく それは昨夜のアルコールのせいかもしれないし、 繰り返し思い出したことによる劣化かもしれない 思い出す度脆くなるが、思い出さねばなくしてしまう 20年生きると、自分がぼろぼろ壊れてくる 水かきが壊れて、指が出てくるように…

距離感

自分の書く文章がどうにも下手で耐えられないので上手い人の特徴を考えてみたところ、それは文章と読者の距離感にあるように思われる。この距離感が近すぎたり遠すぎたりすると全く興味を持てない文章になる。人間には所謂パーソナルスペースがあり、それは…

ぼんやり、冬ではない季節のことを考えていた。もう暫く会っていない夏のこと。サンダルはその防御力の低さと臭いが嫌なのであまり履かない、そもそも高校以降は持っていなかったように思う。でもその気軽さと見た目の季節感は好きで、人が履いていると少し…

一目惚れされる怖さへの論考

友人が、君の大好きな友人が、「自殺したい」と君に伝えたとして君はそれを止められるだろうか?僕はまだその言葉を持っていない。その言葉を持っていないというのは自分が自殺しない確実な理由もないということで、今のところ僕が生きているのは死に方を決…

帰札

3週間弱いた東京を抜け出し、札幌へと戻った。「札幌へ帰った」、と書かないのは未だに札幌は僕のホームでないように思っているからだが、ではどこが帰る場所なのかと言われれば答えに窮する。家族のいるオランダは一度訪れただけで、東京にいる間泊まってい…

適性なし

Twitterに向いていない人間というのは様々存在しその種類分けも多種多様であるが、最も向いていないのは憂鬱が飯と睡眠もしくは運動で解決されると信じて疑わぬ人間ではないかと思う。僕の苦手とする三島的発想である。憂鬱というものは人間から食欲も眠りも…